愛犬の赤ちゃんを作りたい! 出産のノウハウを知りたい! トイプードルの出産方法 愛犬に出産させたい方へ by ジャパン プードル クラブ

愛犬出産マニュアル完全版

育児・ケア

赤ちゃんパピーにとって、母乳は免疫力万能の完全食です。
授乳期間は、子犬の生涯に渡る健康を左右する最も大切な生育期間です。
母乳は飲み放題で育て、授乳期間は制限を設けずに、子犬が求める限り与えて下さい。
子犬は生後2ヵ月以降でもママ犬のおっぱいを欲しがるのが普通なのですから。
離乳食への移行は、子犬が自然に食べる様になる流れで行って下さい。
母犬から完全に引き離して、無理やり離乳食しか食べられない環境に子犬を置く様な行為は絶対におやめ下さい。
下記内容は主に、動物愛護法で子犬の販売が可能となる生後8週齢までのブリーダー育児プログラムです。
本来あるべき育児過程ではなく、幼生さを売りにしたペット業界の商習慣に無理矢理合わせたものに過ぎません。
離乳食に関する記述は参考程度にして下さい。

育児・ケア
  育児は、母乳で免疫力を高め、哺乳から離乳食に移行、親犬の背中を見てトイレ等の共生マナーを学習します。
精神と肉体が安定する生後8週齢(生後56日齢)迄、母犬や同胎との共生学習期間を設け、子育てアシスト。
育児週数
  育児週数とは、育児中の母犬と子犬の様子を週数表現。
育児中(哺乳〜離乳〜共生)の各状態と人為ケアです。
育児週数 各状態と人為ケア
0〜1週

1.

リトマス紙で乳質確認(弱酸性、強酸性、アルカリ性)

2.

乳質は弱酸性が理想、強酸性は注意、アルカリ性は厳禁

3.

出生直後、視覚と聴覚は未発達、嗅覚のみ母乳等に反応

4.

母犬や同胎と寄り添う仕草は体温保持、低体温症を注意

5.

赤児の口を乳首に近づけ自力哺乳促す、低血糖症を注意

6.

母犬が子犬の肛門を舐め刺激すると排泄催し母犬が食す

7.

正常な発育は体重の増加が指標、毎日朝昼晩の3回測定

8.

尿便量を差し引いて、体重が減り続ける時は人工哺乳へ

9.

人工哺乳は3時間おき、哺乳器やスポイトで、嚥下注意

10.

哺乳器やスポイトでも飲まない時はカテーテルを挿入

11.

人工哺乳は幼犬用粉ミルクを湯で溶かし濃度温度調節

12.

愛玩高まる断尾、品格極まる断爪、神経未熟時に実施

13.

母犬に粉ミルクを溶いて与えると乳質向上し多く出る

1〜2週

1.

目が薄らと開き始めるが、視覚未発達で機能していない

2.

子犬の体重が日増しに増え、身体各部位の色素着きだす

2〜3週

1.

発育が順調になったら、体重測定を毎日1回のペースへ

3〜4週

1.

母犬、同胎、飼主様を追視しだし、視覚機能が発達する

2.

乳歯が生え出し母乳から日に3度の離乳食へ徐々に移行

3.

自家製の離乳食は、幼犬用ドッグフードを湯でふやかす

4.

母乳又は幼犬用粉ミルクを混ぜた離乳食で、食欲を促す

5.

足腰が安定しだしヨチヨチ歩き始め自力排泄が見られる

6.

定期的体重測定は、日々健康管理と成犬時サイズ指標に

4〜5週

1.

子犬の歯が鋭くなり授乳時に母犬痛がる、離乳食に移行

2.

離乳に伴い免疫低下を防ぐためワクチンプログラム計画

5〜6週

1.

視界と行動範囲広がり母犬の背中を見てトイレ等を学習

2.

同胎との戯れ合い多くなりコミュニケーション能力発達

6〜7週

1.

ペッタリ被毛がフンワリ変化へ、お顔が可愛く個性的に

2.

コームで被毛の櫛通りを良くし毛根への刺激で血行促進

7〜8週

1.

獣医師の健康診断(先天性疾患・虫下し・ワクチン他)

2.

良し悪しの判断がつく頃で愛玩共生の躾けマナー黎明期

  初めての育児ケアは、事前に動物病院に相談の上、獣医師と連携して行って下さい。
  当ケンネルでは、育児ケア業務の受託は一切行っておりませんので、電話やメール等でのご依頼はご遠慮願います。
断尾(だんび)
  断尾(だんび)とは、トイプードルの容姿に愛玩さと可憐さをより演出する為に伝統的に行われて来た犬界の習慣です。
元々は、チャンピオン犬を競うドッグショーに出陳する基本的な犬のスタイルであったものが、ペットタイプ(愛玩タイプ)にも採用され広がりました。
神経が未熟な生後1週未満の発育正常体で、断尾は主に生後3~5日目頃に実施されています。
残す尻尾の長さに関しては飼い主の好みで、3分の1残しや2分の1残しが多い様です。
ただ、最近の流れでは、動物虐待行為ではないのか等の考え方も広がり、断尾をしないトイプードルも増えて来ています。
断尾をする場合は、必ず動物病院で行って下さい。
医療行為ですので自分で行ってはいけません。
断爪(だんそう)
  断爪(だんそう)とは、チャンピオン犬を作出する為に、華麗さを競うショーブリードで取り入れられている行為です。
神経が未熟な生後1週未満の発育正常体で、断爪は主に生後3~5日目頃に実施されています。
一般のペットタイプ(愛玩タイプ)のトイプードルでは断爪を行う事はありません。
国際公認血統証明書(申請・登録)
  純血種のトイプードルは血統証でブランド化されます。
母犬の血統証を所持されている方が、対象となります。
受託出産業務は一切行っていません
  母犬をお預かりして出産・介助、及び子犬の育児・ケア等の業務は一切行っておりません。
ご依頼されても受付していませんので、電話やメール等での照会はご遠慮願います。
執筆者プロフィール
  氏名/川合英治
  トイプードル専門ケンネル
【ジャパン プードル クラブ】
    犬舎代表責任者
  第一種動物取扱業登録事業者
    23東京都販第006081号
    有効期間/令和10年10月28日
    動物取扱責任者/川合 英治
  JKC公認資格
    JKC愛犬飼育管理士
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No.1 愛犬の子孫を残す! トイプードルの出産方法
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