帝王切開分娩を推奨
■ | 近年増加傾向にある出産事故 |
トイプードルはプードル種の中でも最も小さい犬種です。 近年では更に小型化のニーズが高まっています。 トイプードルの産道の直径幅(骨盤の幅)が狭くなって来ており、難産の事例が非常に多くなっています。 ブリーディング経験が初めての一般家庭の方だけではなく、経験豊富なプロの繁殖家からも相次いで報告されています。 難産となると、一刻を争う対応を迫られます。 難産のケースでは、早急に動物病院で帝王切開などの処置を施さなければ子犬の命はまず助かりません。 対応を誤ると、赤ちゃんが死産となるだけではなく、母犬の命までも落とす最悪のケースを招く事になります。 |
■ | 帝王切開分娩の必要性について |
トイプードルの出産では、サイズが大きめ(体重4kg前後)であっても自然分娩では産めない母犬が近年多くなっています。 先ずは事前に、子犬の頃から通い慣れたお近くの動物病院の先生に対して、愛犬に出産をさせたい旨の相談を行って下さい。 そして、出産予定日の一週間以内にレントゲン撮影をお願いして、獣医師に帝王切開の予定日を決めてもらうのが良いと思います。 特に、トイプードルの出産に関しては、母犬と赤ちゃんの命を守る為に、帝王切開分娩を強くお勧めします。 私共、ブリーディングの現場に携わっている者としての率直な意見です。 全国的に見ても、トイプードル専門ブリーダーとして多くの経験を積んだプロであっても、帝王切開分娩を選択するケースが多くなっているからです。 |
■ | 執筆者プロフィール |
氏名/川合英治 |
■ | トイプードル専門ケンネル 【ジャパン プードル クラブ】 |
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犬舎代表責任者 |
■ | 第一種動物取扱業登録事業者 | |
23東京都販第006081号 | ||
有効期間/令和10年10月28日 | ||
動物取扱責任者/川合 英治 |
■ | JKC公認資格 | |
JKC愛犬飼育管理士 |